7月, 2024

now browsing by month

 

ひとは 職員研修

小暑の折、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。生活介護ひとはでは、現在12名のご利用者がそれぞれの日常を過ごされています。

6月8日は休館日とさせていただき、当社も協賛している「第14回プチパワーアップセミナー」に全職員が参加しました。このセミナーは、私が生活支援員時代からの研修仲間と毎年実施しているもので、障害福祉に関する研修を行っています。

今回は、英国心理学会心理士のゲラ弘美先生※を講師に迎え、「PBS行動支援」というテーマでご講演いただきました。PBS行動支援とは、英国の国営医療福祉機関で推奨されている予防介入プログラムで、『罰』を使わない問題行動への対処法です。

セミナーでは、PBSの視点から行動障害を理解し、問題行動の原因や理由を学びました。さらに、グループワークを通じて対処策や実践方法、機能分析の基礎編を学びました。具体的な計画や、4段階の当人の状態に応じた支援の応用編も学びました。

困った行動を減らすためには、支援者のチームワークが重要です。当人に良い行動を学べるように支援し、感覚異常の有無を把握します。行動の目的を観察し、予防対処で行動障害の機会を減らし、緊急対処で行動のエスカレートを防ぎます。代替行動や適切行動を増やす支援を行い、コミュニケーションを通じて自分の要求を満たせるようにします。罰を使わず、良い行動を褒めることで、本人も周りも気持ちよく過ごせる支援ができることを学びました。職員全員で受講した研修のため、今後の当事業所の支援に生かしていきたいと思います。

 

※NPO法人日本行動障害支援協会(https://www.behaviorsupport.jp/

© 2024: 株式会社松葉屋 | GREEN EYE Theme by: D5 Creation | Powered by: WordPress